映像鑑賞日記

見た映画、ドラマの感想をつらつらと。適当に更新してます

響け!ユーフォニアム #08

ベストエピソードでした。

いくつもの人間関係を同時にここまで見事に描くとは。

 

まずハイライトである高坂&久美子。

高坂って不器用そうですが人心掌握に長けてたり?

まずワンピースで相手を自分のペースに引き込み、夜景の下で祭りの明かりを見下ろしながら「特別になりたい」ですからね。久美子がコロッと行くのも納得です。

また、久美子の「行けると思ってたの?」という言葉にむしろ好感を持っていたことが明らかになりました。痛いのが嫌いではない高坂は、久美子や滝先生に惹かれていくのでしょう。

 

久美子は口が悪いですが、何にでも冷めているというわけではない。今回も夜景に対し、星空みたいだと言います。つまらない物にはつまらないという、そういう性格。 

 

久美子の言葉は高坂の本音を引き出します。特別になりたいという高坂に対し、トランペットをやればなれるのかという不躾な返事。それに対して「本当の特別になる」と、本人が笑ってしまうほど素直な気持ちが言葉に出る。そんな反応を引き出してくれる久美子に対し、「やっぱり性格が悪い」と微笑みながら言えるのでしょう。

 

葉月は告白を断られた後のシーンが印象的。背中からのショットで、動くのはまつげのみ。それだけで多くを語るシーンになっています。