パシフィック・リム
太平洋の次元の裂け目から現れた怪獣と巨大ロボットが大迫力の肉弾戦を繰り広げる。
いやーすごい密度の映画でした。ありとあらゆる要素が詰まっていて、もっとじっくり4時間バージョンを作ってほしいくらい。
特にプロローグで語られた、イェーガーが怪獣に圧勝し、エンターテイメント化している世界とか、怪獣の臓器が闇取引されている部分などの世界観にもっと浸かりたかったです。
あと序盤で予告編の映像をほとんど使い切ったのも好感触。後半は新鮮な気持ちで見られました。
イェーガーが世代を重ねるごとにデザインが洗練されて動きが軽やかになっているのも良い。チェルノ・アルファは間接を動きも滑らかでなく、力強さを感じさせます。ストライカー・エウレカのデザインは最近のロボットアニメのようでした。物語の歴史がデザインで理解できます。
ずっと戦ってばかりなのにもっと長く見させてほしいと思わせる、制作者の熱の詰まった作品です。